四発か双発か

先日、防衛省が開発した新しい哨戒機P-1の量産機が、海上自衛隊に引き渡されたというニュースがありました。
このP-1哨戒機は、オリジナルで開発された機体なので、エンジンを4つ積んでいます。いわゆる四発機です。
P-1
旅客機の世界では、かつて長距離の洋上運航は3発~4発機に限られていましたが、現在はエンジンが2つしかない双発機で大陸間を飛ぶようになりました。エンジンの信頼性が向上してきたことが大きな理由です。

しかし、飛行機の任務や役割が違うと、エンジンの停止に関する考慮条件が全く異なります。P-1の場合は、遠い洋上でずうっと哨戒飛行するのが仕事ですから、そのへんを考えてエンジンを4つ積んでいるわけですね。任務に合わせた機体形態です。

とはいえ、そういう考慮条件というのは一般にわかりにくいので、P-1についてはいろんな珍説が流布されています。すなわち、上空でエンジンを止めて燃料節約するためだとか、国産エンジンを積むために4発にしたんだとかいう話で、中にはこういうのを信じちゃってる人もいるようです。
あと、さっき調べたら、「経空脅威」(笑)に撃たれるからエンジンの数が多い方が「安心感」があっていい、とかいう酷いのもありました。(いつもの軍事オタク系サイトでした・・・。またか、という感じですが。)あのね、その「経空脅威」(笑)に撃たれたら、まず飛行機が壊れちゃうから。

また、短距離で離着陸するような飛行機も、双発では具合が悪いです。アメリカのC-17や、中国のY-20、エアバスA400などは、いずれも4発機です。民間機では、イギリスの小型STOL旅客機BAe146の例が有名ですね。

飛行機は、それぞれの任務や使い方が外見にも表れるところが、面白いですね。

関連してるかもしれない記事:


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です