インドでのUS-2製造は部品製造も容認へ?

以前、インドでのUS-2製造がノックダウン生産方式を軸に調整されていることをお伝えしましたが、インドでの部品製造を認めるよう譲歩する方向にあることが、あちこちのメディアで報道されました。

つまり、国内企業(新明和工業)からインドへ、部品製造レベルの技術移転が進められるということです。そして、報道では触れられていませんが、この技術移転は、おそらく「無償」もしくは「タダ同然」になることでしょう。
企業側としては、いくら製品が売れようとも、同時に技術を売り渡してしまうことだけは避けたいところですが、防衛装備品の輸出という国策事業にあっては、政府や官庁の意向に背くわけにもいかないのが辛いところ。

普通の国であれば、こういうことにならないよう、政府は自国企業の技術保護に最大の努力を払います。そのへんのところ、この国ではどうなってるんでしょうかね?
現政権(安倍政権)以降、本件に限りませんけれども、まったく無茶苦茶なことになっているのではないかと思わされることが多いです。
願わくば、これから過度の技術流出や企業負担が発生しないよう、政府や役人がきちんと仕事をしてくれることを望みたいところですね。


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