凸版印刷の「いい色ネットプリント」はちょっとダメだろ

凸版印刷が展開しているらしい「いい色ネットプリント」でも、10枚までの無料お試しプリントを提供している(現時点では7月31日までとしている)ので、注文してみた。
10枚はちょっと少ないけれど、使い勝手や仕上がり具合の参考には十分です。なんと、送料も無料というのが嬉しい。

実際に写真をアップロードしてみると、プリント注文システム自体はノーリツ鋼機fotofooだった。

実際に使ってみると、いくつかの点でストレスを感じた。率直に挙げると以下のとおり。

まず、「いい色」にユーザー登録してログインしていても、fotofooのユーザー登録は別に行う必要があるということ。つまり、凸版印刷の「いい色」サービス群は、提供しているサービスが自前で完結していない。
オンライン・アルバム・サービスだけが自前のサービスで、プリント・サービスが外部のサービスになるというのは、かなり違和感を感じる。

次に、自分のPCからJPEGをアップロードする際、その多くが「サイズが大きすぎる」として、アップロードできなかった。どうやら、ファイルのデータ・サイズではなく、ピクセル数で制限があるようだ。
しかし、アップロードする画面には、そういう注意書きもないし、サイト内を探しても、それらしい説明は見つからなかった。少なくとも、こういう基本的な制限は、わかりやすく明記するべきだ。
しょうがないので、いったんアップロードを中止して、リサイズした写真でやりなおしたら、今度はうまく行った。ちなみに、ハネられたJPEGデータは、横3500pxくらいのサイズだったので、2500px程度に縮小した。
こういう大きな後戻りを強いられると、かなり気分が萎えてくる。

最後に、アップロードした写真のトリミング・イメージが確認できるが、自分で枠を動かして、トリミング範囲を選択できるわけではない
おまけに、クロップ枠の線が太すぎて、被写体がどこまでプリント範囲内に収まってくれるか、かなり曖昧である。
だから、フレーミングやトリミングが微妙な写真をプリントする場合、アップロードする前に、プリントサイズのアスペクト比で完成イメージに近いJPEG(横3000px程度まで?)を作っておかなくてはならない。

これはもう、ネガから自動で同時プリントする感覚でしか使えない。
わざわざオンライン・アルバムにアップロード(それもリサイズしたJPEGで)して使うほど、メリットがあるとは思えないし、料金だって、19枚までだとL版が22円/枚、100枚以上でやっと15円/枚と、ほかと比べても安いとはいえない

注文した10枚の無料プリントは、まだ届いていないんですが、もう、ここは使わないだろうな・・・。



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