UH-X開発は川崎重工が受注

東京新聞の報道によると、陸上自衛隊の次期多用途ヘリコプター(UH-X)の国内開発は、川崎重工が受注したとのことです。
この開発受注をめぐっては、既存機UH-1Jの製造元である富士重工も、同機の改造開発を提案していたのですが、OH-1改造による川崎案の前に涙を飲むことになりました。
川崎重工としては、このUH-Xを皮切りに、OH-1派生型のファミリー化を図っていくのでしょう。
また、UH-X玉成の暁には、民間の型式証明を取得(いわゆる民間転用)し、将来は防災ヘリなどの候補機として育てることも考えられます。
開発の成功を祈りたいと思います。

【追記】
その後、防衛省側による川崎重工への不正な情報提供等が明らかとなり、この選定結果は白紙となりました。
再選定の結果、2015年7月に富士重工の提案が採用されています。
陸自UH-Xは再度の機種選定で富士重工案(ベル412)に決定