ハードディスクのお引越し

2年ほどリビングルームで使ってきたPCのハードディスクが、いっぱいになってきたので、大容量のものに換装することにしました。

このPCを購入したとき、HDDは少なめの160GBに抑えておきました。必要になれば、価格が安くなった頃に、大容量のHDDに交換するつもりだったのです。
この種の小型PCは、ノートPC用の2.5インチHDDを積んでいるのが普通ですが、このマシンは珍しく3.5インチHDDを搭載しています。
おかげで、あまりコストをかけずに大容量HDDへのグレードアップが可能です。
今回、アップグレード用にはWestern Digitalの640GB HDD WD6400AAKS を選びました。
それほど突出した性能を謳っているわけではありませんが、価格、容量、信頼性など、バランスがいい製品だと思います。

さて、このPCはHDDを1台しか内蔵できませんので、旧HDDからデータを丸ごと引っ越さなければいけません。そこで、システムごとHDDをコピーできるツールが必要です。

今回、フリーで使える EASEUS Disk Copy を使って、OS（Windows Vista Home）を含めた、丸ごと引越しをやってみました。

EASEUS Disk Copy は、CDのイメージファイル（ISO形式）で提供されています。このイメージファイルをCD-Rに焼いて、このCD-Rからブートして起動させるのです。
ISOイメージの書き込みは、これまたフリーで何種類ものCD-Rライティングソフトがありますが、間違ってISOファイルをデータとして焼きこんでしまうと、ブート可能なCD-Rにはなりませんから注意。
今回HDDを換装するPCは、コンパクトなマシンで、内蔵HDDを1台しか接続できない仕様です。
これでは引越し作業ができませんから、コピー作業には書斎で使っている別のPCを使うことにしました。左の写真が、その様子です。
引越し元のHDDは160GB。そのうち約140GBを使った状態からの引越しでしたが、約1時間くらいで終わりました。
EASEUS Disk Copy の画面表示は全部英語ですが、特に操作に迷うこともありません。

さて、データがコピーされた新しいHDDを、元のPCに取り付けて起動してやると、問題なくWindows Vistaが立ち上がりました。何のトラブルもありません。
でも、この状態では、640GBのうち160GBしかパーティションを割り当てられていない状態なので、今度は、やはりEASEUSが無料で提供してくれている EASEUS Partition Manager を使って、パーティションを切り直してやります。
EASEUS Partition Manager は、CDブート方式でなく、Windows上で動作します。ふつう、パーティションを操作するようなソフトはCDブート方式が当たり前でしたから、なかなか画期的です。
おまけに、EASEUS Disk Copy と同じようなHDDコピー機能もあるので、複数台のHDDが接続可能なPCの場合は、EASEUS Disk Copy は要らないのかもしれません。
私は、HDDをCドライブとDドライブに分けていたので、両方とも適当な大きさのサイズに拡大してやりました。
1～2時間ほどかかったようですが、何事もなく終了したように見えました。
しかし、ここで何か問題があったようです。
パーティション拡大の終わったマシンは、起動ドライブであるCドライブは問題ないものの、なぜかDドライブが認識できません。Dドライブをクリックすると、「使用するにはフォーマットする必要があります」と言われてしまうのです。
仕方がないので、もう一度HDDを取り外し、再び書斎のPCに旧HDDと一緒に繋いで、EASEUS Disk Copy でDドライブのコピーだけやり直しです。そして、改めて新HDDをリビングのPCに戻し、EASEUS Partition Manager で Dドライブのパーティション拡張をやり直し。
今度はうまく行きました。
このブログも、新HDDにリフレッシュしたリビングPCで更新しています。
HDDに余裕ができたPCは、少しばかり動作も軽快になったようです。