ビンテージ・グライダー、”シェンプ・ヒルトGo3ミニモア”と”アレキサンダー・シュライハー・コンドルIV/3″が飛ぶというので、利用料上限が1000円になった高速道路を走って、見に行ってきました。
滑空場に翼を休めるコンドル。
後ろに見える黄色い飛行機は、曳航機パイパー・スーパーカブ。
こちらがミニモア。カモメのような姿は、いつ見ても美しいと感じます。
ミニモアは1935年、コンドルIVは1951年に開発された古い機体で、日本はもちろんのこと、世界的にも貴重な存在。妻沼で毎年開かれるグライダーフェスタでは、ミニモアの展示飛行が筆頭アトラクションになっています。
これらの機体は、グライダー収集家の本多誠之さんが海外から収集し、復元を進められたものですが、残念なことに、ご自身はコンドルの完成を待たずに亡くなってしまいました。
今回は、航空局への登録を控えたコンドルの試験飛行に併せ、本多さんへの追悼に、ミニモアとのアベック飛行と写真撮影が企画されたらしく、とても貴重な機会です。
着陸するコンドルIV。
外見上のインパクトはミニモアに及ばない感もありますが、それでも現代機にない特徴を多々備えています。なお、本機を設計したハイニ・ディトマーは、戦前から戦後にかけて勇名を馳せたドイツのグライダー・パイロットで、ロケット戦闘機Me163を初飛行させたパイロットでもあります。
ミニモアの着陸。妻沼のグライダーフェスタでは、午前と午後の1回づつしか飛ばないミニモアですが、この日は3~4回は飛んでいました。
1935年、本機の設計者でもあるヴォルフ・ヒルトが、日本陸軍の招聘で滑空指導のため来日した際、携えてきたうちの1機が、当時最新鋭の「ミニモア」でした。
これは曳航機のパイパーPA-18-150スーパー・カブ。
こいつはアメリカ製ですが、1949年に登場した機体なので、もう立派な古典機と言えるでしょうね。
本多さんは、航空史に残すべき貴重な機体を集めたグライダー博物館への、強い思いをお持ちだったようですが、実現にはいろいろな難しさがあるようです。
いつか、本多さんが夢見たようなグライダー博物館が、日本にもできるといいですね。
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こんにちは、
上記コンドルの修復中にお手伝いにお伺いしたときの写真です。
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コメントありがとうございます。
修復中のコンドル以外にも、いろんな珍しいグライダーが写っていますね!
素晴らしいです。
ぜひ、私も見てみたいです。