またAn-225がセントレアに飛来(2020年)

6月の話題ですが、前回の飛来から10年ぶりに、またAn-225がセントレアにやってきました。
ずいぶん前の話になっちゃいますが、いちおう見に行ってきましたので、写真を貼っておきます。

10年前に見たし、今回は見に行かないつもりでしたが、仲間が「行ったほうがいいよ」というので、行ってきました。
今回は、COVID-19の騒ぎで中国からカナダへマスクを運んだらしいのですが、合計3回の輸送があり、その往路でセントレアに飛来しています。

1回目と2回目はFlightRadar24で様子を見ていたのですが、3回目の飛来を見に行ってきました。

Landing An-225

これは知多半島の海岸から撮ったものです。
まだ空港の展望デッキが開いていない時間なのです。

駐機中のAn-225

セントレアの展望デッキ、開く前にはたくさんのマニアが詰めかけていました。
An-225は貨物エリアに停まっています。貨物扉になる機首が開いていますね。

An-225 Taxi

いよいよタキシングしてきたところです。
陽炎にゆらめいていますが、6つのエンジンや独特の尾翼形状、An-225の堂々としたフォルムです。

An-225 Side View

まあなんというか、An-225ですね。

An-225 Take Off Run

離陸滑走です。
わかってたことですが、なかなか機体は浮きません。
滑走路面、尾翼の下に見える三本の白線が、ARPと呼ばれる「滑走路の真ん中」を示す標識です。

An-225 Airborn

浮いたところです。
ずいぶん長く滑走路を使っています。

世界で一機しか飛んでいない、世界最大の飛行機ですが、10年前に続いて再びセントレアに来てくれたのは、飛行機マニアにとっては、やっぱり嬉しいです。

またAn-225がセントレアに飛来(2020年)」への8件のフィードバック

  1.  こんにちは、Lです。ツイッター、毎日読んでおります。諸々、おありでしょうがまずは良かったと思っております。ひとつ前のアカウントでは、復活の喜びの声とまた繰り返された凍結への怒りが並んでいて小生も悔しく眺めておりました。
     さて”夢”をご覧になったのですね。先日は生きているスピットファイアMkⅨをご覧になったりと充実してますね。先日お買い求めのエアバンドラジオも活躍したのですか?
     An-225はもう30年使われていますし、An-124ともどもそろそろ「世界の傑作機」に取り上げて欲しいものです。「世傑」編集部はソ連機愛が強めですし。もっとも、旧版を含め輸送機はC-46とC-47くらいしか取り上げていなかったかと思うので難しいか。
     ところで、ツイッターで”ここのところ、雑誌にせよ本にせよ、航空ファンビギナー向けの真面目なものがない”旨を拝見しました。小生は70年代後半以降しか知らないので50~60年代の真面目な記事群を知らないのが残念です(F-111、TSR2、C-5の辺りの初飛行を報じた60年代半ばの「航空情報」は数冊持っているのですが、後に比してそれほど啓発的な記事でもない気が)。今日の航空本で比較的真面目なものは、各「世界の傑作機」に並ぶ解説記事辺りではないかなあ?とは思います。特に藤田勝啓、鳥飼鶴雄さんらによる機体や運用思想の歴史的位置づけや構造や空力などの解説、なぜこうしたのか、せざる得なかったのかの説明と考察は興味深いです。もっとも、小生には記事自体の正しさや良さをきちんと評価する能力はないのですけどね。また、仮に小生の見立てにご同意を頂けたとしても彼らは超大ベテランなわけで後に続く同クラス以上の航空解説者?っているの?と思うと実に厳しそう。後は、良くて航空史家になってしまいそうで、彼らの跡を継げる人々が現れるものでしょうか?

    1. 最近「世界の傑作機」も見ていないのですが、藤田勝啓さんはまだ現役で書いていらっしゃるんでしょうか。鳥養さんには昨年お目にかかりましたが、相変わらずお元気で、やっぱり飛行機の話を始めるとお互いに止まりません。(笑)
      しかし、ほんとに後継者がいません。

      もう30年以上前になりますが、ライターの後継者がいない、という話を「航空自衛隊戦技競技会」の取材で訪れていた小松基地で、航空機写真家の瀬尾央さんとしたことを覚えています。
      僕も瀬尾さんも航空雑誌には執筆していましたので、本業がライター稼業ではないものの、実態はよく知っているので、深刻に懸念していました。
      当時で原稿料が400字詰め1枚で3000円だったか、とてもプロとしてやっていけるものではありません。そこらへんの「大本営発表」をつぎはぎして書き飛ばすなら、簡単に「小遣い」は得られるでしょうが、自分で(当時は洋書の入手も難しかった)本を買って読んで勉強して、取材したりしていたのでは、とてもやっていけないのです。
      僕が「育てるって言ったって、これじゃ育つ前に飢え死にしますよ」と言ったら、瀬尾さんが「ほんとうにそうだ」と深刻な顔で頷いていたのを覚えています。
      その頃活躍しておられた長久保秀樹さんなどは、マニア出身ながら真面目なライターでしたが、もう亡くなって久しいです。長久保さんとも取材先などで一緒になりましたが、F-2戦闘機についての「噂」の真偽を問われたりして、説明させてもらったこともありました。
      あの時代に後継者が出なかった結果が、現在の惨状です。

      An-225には2度目の邂逅ですが、10年前の前回に比べても集まるマニアは多くなっており、飛行機の写真を撮る人はほんとうに増えました。
      しかし、写真を撮ってブログやSNSにアップするのが関心事のようで、昔で言う「飛行機マニア」とは違う、写真コレクターという感じの楽しみ方をする人が多いようです。
      これも、航空雑誌が「飛行機写真のグラビア雑誌」になってしまった影響でもあると思います。
      現役を退きつつある航空機技術者にも、豊富な知識をもとに一般向けの上手い文章が書ける人もいるのですが、そういう人たちの書くものに、今の「飛行機マニア」が関心を持つかどうか、かなり怪しい気はします。
      そういう意味では、垂れ流される「大本営発表」や「航空ショー」をテレビ番組のように消費するのが、現代の「飛行機マニア」なのかもしれません。
      とても残念ですが。

  2.  ご返信、ありがとうございます。鳥養さんや瀬尾央さんともお知り合いなのですね。瀬尾さんはどの写真も素敵ですが、グライダーの写真と記事が特にいいです。私もグライダーで熱上昇流に蹴り上げられているような気持になります。
     さて、世代の断絶が激しくて新しい優れた書き手はほんとにいませんねえ。50代、60代は若手な感じです。仰る通り、原稿料は安く手間がかかるのに読み考えるべき資料は膨大なのですから、余程のマニアで本業の収入でもないと雑誌などの記事は書けないでしょう。柄沢栄一郎さんは朝日、プラモライターの黒須吉人さんは某大企業、佐田晶さんは電電公社?小金井美臣さんは蛇の目ミシンといったようにバブル以前なら、本業の傍ら記事を書くこともできたでしょうが今は無理でしょうね。忙しいと言えば公立校教師で在野の研究者が学界の裾野だったそうですが、ほぼ全滅とか。くだらない国です。
     航空史家とか機体そのものの研究とかについては新しい人々が現れるかもしれません。早川タダノリさん回りの歴史家のツイを見ると軍事的なことに関心のある研究者は結構いるようですから。でも、今の航空ファンには真面目な歴史の話もウケないかもしれません。元々は簗のような狭い間口から入って奥深くて広い航空機の宇宙を旅してまわるものだったと思うのですけどね。
     航空機の理論と実際の方も「今日の航空ファン」にはかったるいかもしれません。楽しみは多様ですがポケモンじゃあるまいし、飛行機写真やトリビア(ガセビア?)をいくらコレクションしてもしょうもない、勿体なく思います。
     まあ、趣味の世界にも発展段階説は当てはまるようで飛行機趣味も老熟してきたのかもしれません。戦記ブーム、プラモブーム、新型機ラッシュ、ソ連機グラスノスチといった狂騒も終わって割と落ち着いているし。(ま、空中戦アニメやゲームはソコソコ盛り上がっているそうですし中国他の新型機ラッシュもありますが偏見のせいか、楽しみ切っていないように見えます。中身がわからないのは米軍機他と同じなんだから、末期ソ連機ブームの時のように素直に面白いとかかっこいいとか凄いとかこの手があったかとか楽しめばいいのに)
     真面目な航空ファンは、海外のファンダムと直接繋がるべき時代なのでしょう。国内のマニアは立派なサイトを作っている人でもとんでもないネトウヨだったりしますし。

    1. 瀬尾さん、写真もさることながら書き物が上手いんですよね。グライダーの記事、ちゃんと読んでくださっているようで、本人とても喜ぶと思います。
      自分でモーターグライダーを所有して日本中を飛び回っていましたが、もう降りちゃいました。「寂しいなあ」と言ったら、「齢だしな、事故を起こさずに降りられるなら、それがなによりなんだ」とか。
      瀬尾さんは普段から歯に衣着せずものを言う人ですが、そこらへんで写真を撮っている一般のマニア諸氏とも、気さくに話をしています。若いころに比べると穏やかになったかな?と思うこともありますが、話をすると相変わらずの「瀬尾節」です。
      閑話休題。
      飛行機マニアがネトウヨ化してしまうのは、軍国賛美の美辞麗句を内面化しやすい環境だからだと思いますが、根本的には教養の欠如が問題です。「飛行機マニア」だからとはいえ、むしろ、「飛行機マニア」であればこそ、基礎教養を疎かにしないでほしいと思います。
      また、飛行機マニアとしては、英語を読むかどうかも、大きな差になってくると思います。
      航空の分野で、知りたい、調べたい、学びたい、と思ったとき、昔から英語のリソースを欠くことはできません。インターネットの発達した現代でも同様、あるいは昔以上に、これは大きいです。

  3. 旧ソ連機体はツポレフ145ですら退役している。極貧国の北朝鮮の高麗航空しか旅客機の機体としては使っていない。日本の空港も全面乗り入れ禁止で世界最大のアントノフ輸送機も特別許可をとってから着陸しているはず。なにせ騒音問題をクリアしないのでエアロフロートもツポレフ145もロシアの国内線でかろうじてまだつかってるだけで海外線は全部がボーイングかエアバスになっている。私も最近は海外の航空会社の試乗動画をよく見るのは海外旅行に出かける下準備の参考によく見ている。ロシア語も勉強をしているのは広大なロシア国内では英語よりロシア語がしゃべれないとモスクワやぺテルスブルグ以外では個人旅行ができないため。アエロフロートや中国国際航空は上手に使うとコスト・パフォーマンスが良い。

  4. 藤田勝啓さんは少し前に亡くなられたようです。月刊エアライン編集部さんのツイートで知りました。

    400字詰め一枚3000円ですか。私はそういう原稿の相場が解る立場の人間ではないのですが、元になるきちんとした書籍を買う、場合によっては公文書館や企業の資料室などへ取材に行くということを考えると到底やっていける金額ではないと私も思います。資料代を賄うのすら難しいということもあるかもしれませんね。

    1. お知らせありがとうございます。
      やっぱり藤田勝啓さん亡くなってたんですね。
      世代を考えれば仕方がありませんが、やはり残念です。

      昨今の原稿料事情はわかりませんが、以前と大差ないと思います。
      僕が依頼を受けていた頃は、パソコンの普及が進みつつあった頃で、最初は紙出力で入稿していたものが、フロッピーディスク同梱で電子入稿可能になり、後になってテキストデータを電子メールで入稿できるようになりました。
      電子化で編集者の手間が少なくなり、原稿料が上がるかと言えばそうでなく、逆に「電子化したぶん原稿料を下げたい」という編集部の意向が聞こえてきて、驚いたものです。

      依頼に応じて調べ物をするにも、昔は東京くらいにしかなかった洋書屋から、高価な洋書を取り寄せたりしたものですが、原稿料を考えれば、とても割に合いませんでした。
      (参考書籍として編集部の蔵書を貸してくれる出版社もありました)
      しかし、そういう仕事のやり方では、しょせん外国書籍の受け売り以上のものにはなりません。自分のバックグラウンドを育てるためには、それ以上の投資が継続的に発生するので、ライター専業では、とてもやっていけないのです。

      今ではいろいろな「ネタ」がネットに転がっていますが、それらもほとんどが孫引きを繰り返したもので、ほんとうに読むべき資料の多くは、いくらインターネット時代になっても、タダで簡単に手に入るものではありません。
      しかし、安直に手に入る「ネタ」を拾ってくるだけで、誰でも簡単にそれらしい記事を書いてしまうことができる時代でもあります。

  5. 遅くなりましたが返信いただきありがとうございました。

    >しょせん外国書籍の受け売り以上のものにはなりません

    この言葉は非常に自分にも響くものがありますね。イカニモなミリタリー趣味記事は言わずもがなですが、それよりもう少し真面目な雑誌の記事などでも、海外からある程度本買うようになった時期に読み返すと「ああこれってこの界隈じゃ有名な人のあの本(だいたいが英語文献)が元ネタだろうなあ」と察しがついてしまう、という事も経験しまして。記事(あるいは本)の末尾に参考にした著作としてネタ元の本(洋書)が紹介してあり、なおかつネタ元の内容が過不足なくまとまっていれば、現代日本の世に溢れる記事の水準からすればむしろ良心的とすら言えてしまうかもしれません。

    と、そういう事をAmazonで買ったイェフィム・ゴードンさんとドミトリー・コミッサロフさんのフランカーシリーズの本(『Famous Russian Aircraft Sukhoi Su-27&30/33/34/35』)を読みながら改めて思った次第です。こういう本をネタ元に部分部分の抄訳を複数の雑誌やウェブ媒体に寄稿してお金稼ぎというのは、一応はペイはしますよね。不真面目との謗りは受けるかもしれないですが…。

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