こども百科事典

僕が子供の頃、高度経済成長期の日本では、一家に一セット百科事典を置こう、みたいなブームがあったみたいで、わが家にも百科事典がありました。
それに加えて、こども学習百科もありました。
どちらも、僕の成長に欠かせない役割を演じてくれて、今でも深く思い出に残っています。

さて、翻って今日。
子供に与える百科事典として良いものはないか。
実は、いろいろ巷に出回っていますが、どれも気に入らない。
子供向けの商品は、ほとんどが、どうぶつ、とか、のりもの、というジャンル分けにして、シリーズ化された事典や図鑑ばっかりなのです。

人類知の歴史上、ディドロやダランベールのEncyclopediaが画期的だったのは、広範な学問領域を横断し、あらゆる領域にわたる知識を、無作為的なアルファベット順で網羅したという、まさにその点にあったのです。
つまり、現在の書店に氾濫する、既存のジャンルやカテゴリに整理された児童向け百科事典などは、私に言わせれば、全く百科事典の偉大さを理解していない、恥ずべき真似事にすぎません。

ということで、この百科事典の売られない時代にあって、かろうじて子供に買い与えることができそうなのは、ポプラ社の看板商品、総合百科事典ポプラディアくらいしかないのでした。

10万円。
安くないですね。

パパ、新しいカメラが欲しかったんだけど。


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