旧南極観測船「しらせ」解体へ

ニュース記事によると、退役後の処置を模索していた旧南極観測船「しらせ」は、結局解体されることになったそうです。
本艦の引き受け先として、いくつかの自治体や企業が名乗りを挙げたようですが、安全に展示状態を維持する費用の確保がネックになったとのこと。残念ですね・・・。
この旧「しらせ」、地元の名古屋港に入港した際には、私も一般公開に足を運んだことがあります。
過去の写真を掘り出してみると、私が最初に「しらせ」を見たのは、1985年8月18日だったようです。「しらせ」の就役は1983年ですから、この当時は新鋭艦でした。名古屋港への入港も初めてだったのではないかと思います。
下の写真が、そのときに撮影した搭載ヘリコプターです。
このときは、なんと、ベル47が載っていました。
コクピットに置かれた金色のヘルメットが印象的だったのを憶えています。
しらせ艦上のベル47
そして、この下の写真が、2005年9月3日に入港したときに撮った搭載ヘリ、S-61。
もちろん、ベル47なんてとっくに退役していていました。
しかし、このS-61も、とうとう全機が退役してしまいました。時の流れを感じます。
しらせ艦上のS-61
実は、この「しらせ」の先代にあたる「ふじ」が名古屋港で展示されていて、その甲板にもS-61が載せられています。
「しらせ」の保存が断念された今となっては、名古屋港で展示されている「ふじ」とS-61が、末永く良い状態で保存されるよう、ますます強く祈らずにはおれません・・・。
ふじ艦上のS-61


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