Twitterアカウント永久凍結(17)

それこそTwitterじゃないんだから、そう頻繁にブログのエントリを増やすのもどうかと思うんですが、このへんで、思っていることを、ちょっと言語化してみます。

「まとめ」的なものになりますので、長いです。
どうせTwitter社が読むわけでもないのですが、本件の意味を整理したいと思います。

前提

前々回エントリのとおり、Twitter社はもう僕からの申し立ては受けない、ということを表明しており、既に内容証明郵便による申し立ても黙殺しました。
従って、Twitter社の側からは、もはや話し合う余地はない、という明確なメッセージが出たものと受け止めます。

僕が凍結された理由は、Twitter社の回答によれば ”specifically the Twitter Rules against participating in targeted abuse. “( 特定対象に向けた攻撃、人身攻撃、罵倒など)となっています。以下のツイートです。

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Twitter社は、これらツイートの削除を求めることさえないまま、また、こちらからの説明も受け入れず、そしてこちらからの説明要求に答えることもなく、僕のアカウントを「永久凍結」しました。

永久凍結というのは、別のアカウントを作ることも拒否され、そのアカウントではなく、個人という人格が、Twitter言論空間からの除外対象にされることを意味します。
(また、別アカウントを作るための工夫も、Twitter社によれば「規則違反」だそうです)

なにが “Targeted Abuse” なのか

Twitter社が僕を凍結した理由としている「阿呆」という言葉は、読めば明らかなとおり、反動極右思想のアジテーターに煽られるままに天皇を神格化して、やすやすと反動的「全体主義」になびく人に対するものです。

戦後の我が国は、戦前の皇国史観や国粋主義によって大きな過ちを犯しました。現在の憲法をはじめとする戦後日本の民主主義は、この反省のうえに成り立っているのですから、天皇を神格化する阿呆を諫めるのは当然のことです。

加えて言えば、そもそも私がリプだかRTだかした相手が、どういう人物なのか知らないし、過去のTweetを読んだわけでさえないので、特定の個人を(Targeted)攻撃する意図など、僕に存在しようがありません。

その一方で、片瀬久美子さんを名指しして「昔淫売をやっていた」「娘にも淫売を強要」「旦那は強姦魔」「研究費を着服した」「不正に学位を取得」……というようなTweetの通報に対しては、『Twitterのルールに違反していない』とTwitter社は回答していたそうです。

ネットで「淫売」「夫は強姦魔」と誹謗中傷、投稿者との終わりなき闘い 片瀬久美子さん
(弁護士ドットコムニュース 2019年9月22日)

これは裁判記録に残っているでしょうから、片瀬さんへの数々の侮辱に満ちたツイートが「ルールに違反していない」一方で、僕のツイートがこれらよりも酷い「攻撃」だというのが、Twitter社の見解です。
Twitter社は、僕からの再三の説明要求さえ無視して、この結論を堅持しているのです。
このことは、 Twitter社による僕への重大な侮辱以外のなにものでもありません。

Twitterの公共性

僕は、Twitterには公共性があると考えています。
単なる私企業の無償サービスで済ませるには、あまりにも社会への影響は大きいのです。
事実、政府の閣僚や各種行政機関などを含め、非常に多くの組織や個人が、きわめて公共性の高い災害情報や行政情報を、Twitterで公的にかつ積極的に発信しています。
災害時の生命の安全を左右するような局面でも、Twitterがライフラインを繋ぐことさえあります。

また、アメリカでは、トランプ大統領が「意見あるいは政策に批判的な相手をブロックすることは合衆国憲法修正第1条に違反する」という判決が決定しています。

日本の最高裁では 、インターネット上の情報インフラに関して、2017年に「 グーグルなどの検索サイトは独自の方針に沿った結果が表示されるため表現行為の側面があり、情報流通の不可欠な基盤にもなっていると指摘」しているそうです。(下の記事)

ツイッターに削除命令  逮捕歴表示「プライバシー侵害」
(朝日新聞 2019年10月11日)

この言及はTwitterについてではありませんが、少なくともGoogleの公共性は日本の司法も認めているわけです。
そして、Twitterの浸透率は、アメリカよりも日本のほうが高いと言われています。

日本では、Twitterの持つ「公共性」に触れた判例はないのではないかと思いますが、僕のようなアカウントが無警告で「永久凍結」されるという事態は、Twitterの性格に鑑みれば、異常であると言わざるを得ません。

「アカウントの目的」とは人格そのものではないか

僕の「永久凍結」において、Twitter社は以下のように書いてきました。

We don’t allow the following behaviors on Twitter: 

  • Creating serial and/or multiple accounts with overlapping uses
  • Evading a permanent suspension by creating or using another account
  • Cross-posting Tweets or links across multiple accounts
  • Aggressive following, particularly through automated means

最後の項目は別として、まず「用途が重複するシリアルおよび/または複数のアカウントの作成」というのはなんなのでしょうか。
凍結された僕のアカウントの「用途」って、僕が自分の考えを発信することが目的ですが、それを「Twitter上では許しません」というのは、どういうことを意味しているのでしょうか。

また、「別のアカウントを作成または使用して永久停止を回避する」のも許されないとするなら、そういうことをして民族ヘイトや嫌がらせを繰り返すアカウントはよくあって、見かければ通報もしていますが、どうして放置されているのでしょうか?

「複数のアカウントにわたるツイートまたはリンクのクロスポスト」というのは、僕も過去に経験がありますが、なぜいけないのでしょうか。
副アカウントと主アカウントで、同じリンクをツイートしたり、副アカウントのツイートを主アカウントでRTすることは、珍しくもない普通の運用ではないでしょうか。

あのツイートを理由にして、ここまで明確に僕の放逐を徹底するということは、僕に対する攻撃であり、侮辱であると受け止めます。

諦めない理由

以上に書いたとおり、もはやTwitter社と歩み寄る余地はありません。
僕が僕である限り、Twitter社は僕のアカウント凍結を解除しないし、新しいアカウントの作成も許容しないということです。

こうなると「相手のルールに従って使わせてもらってるんだから、諦めるしかない」と考える人も多いでしょうが、そうではありません。

Twitterという言論空間では、 Twitter社は絶対権力者として振る舞うことができ、そのようにしています。そうした「絶対権力」に対して「逆らわない」という態度は、健全な社会を容易に破壊します。
今、まさに我々が目の前にしていることです。

さきに挙げた片瀬さんへの攻撃ツイートが「ルールに違反しない」とか、民族蔑視のツイートが「ルールに違反しない」とか、そういう中での本件です。

たかがTwitterですが、僕が折れることができないのは、絶対権力を前にして諦めるという態度が、どれほど酷い社会を生むか、そのことを懸念するからでもあるのです。
絶対権力者の不合理な振る舞いに、理を持って抗うことは、とても大事です。
学校でも、組織でも、社会でも、そうあるべきだと、僕は思っているのです。

そんじゃーね。←死語
(・ω・)

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Twitterアカウント永久凍結(17)」への19件のフィードバック

  1. はじめまして。
    全面的に賛同します。ブースカちゃんさんの言うように、ヘイトや嫌がらせを無視して、過去に異邦人さんや、菅野完さんを、そして今回、ブースカちゃんさんのアカウントを凍結したことは明らかに不合理です。それどころかブースカちゃんさんを永久凍結にしたことには、腹が立っています。Twitter社に限らず、絶対権力者の不合理な振る舞いを見過ごすことはできません。
    応援していますのでがんばってください。

  2. ツィッター社の対応を知れば知るほど憤慨しています。アメリカの本社はことの詳細を正確に把握しているのでしょうか、甚だ疑問です。今回のブースカちゃんさんのように、時間と労力と費用をかけて戦ってくださる方たちが、この理不尽な状況を変える力になると信じます。気持ちだけでなく、費用の面でも微力なが応援したいです。頑張ってください✊

    1. あたたかいコメントをいただき恐縮です。
      いまのところ内容証明郵便を送った1200円くらいしか費用は発生していませんので、費用面でのご支援は心配無用ですが、この先はいくらかお金がかかってくると思います。
      既に法曹識者の方から声をかけていただき、ご厚意で相談に乗っていただいているのですが、どういうふうに話を進めていくか、まだ決まっておりません。
      いずれにせよ、みなさんになんらかの報告をさせていただける形で進めていきたいと思っています。
      (・ω・)

  3. 凍結したアカウントをもとに戻す相談は、マストドンではけーざい(@keezay )さんにフォローリクエストをしてフォローが許可されたら連絡してみるか、シークレットウインドウから凍結されていないサブアカウントにログインして、アベガー団長さんにダイレクトメッセージを送ってみると、凍結解除の助言をしてくれると思います。ただ、呆れたことに、ほとんどの場合、低姿勢にして謝罪しないと解除されないようです・・・。
    それと、永久凍結は、恐らく、凍結とほとんど変わりありません。解除される事例もそれなりにあります。そして、公式文書におけるアカウントに対する処分には、永久凍結のみは明記されていて普通の凍結は言及していないので、普通の凍結と永久凍結の実態は同一と思われます。その昔は、普通の凍結とはアカウントロックのことだった指摘するブログもあります。

  4. あなたのアカウントのキャッシュを拝見しました。↓こういうツイートが何回かあったので、、ネトウヨが悪質な通報をして、結果スパム認定されてしまっているのかも知れません。ハッシュタグを4つ以上使うのもアウトだそうです。
    「「「
    _人人人人人人人人_
    > 名越二荒之助 <
     ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
    」」」

    1. _人人人人人人人人_
      > 名越二荒之助 <
       ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
      はダメですかね。
      (・ω・)

  5. ボットに設定していないのに何度も繰り返しツイートするのはアウトなのだろうと思うのですが・・・よく分かりません。
    _人人人人人人人人_
    > 名越二荒之助 <
     ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
    のうち、「_人人人人人人人人_」と「 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄」を(上下の両端)含むツイートならさらに多くなるのも気になります。

  6. 初めまして。新橋九段と申します。
    私も最近、類似の経緯でTwitterにアカウントを凍結されてしまいました。侮辱をしてきたアカウントにバカと言ったら凍結です。同じアカウントに複数回バカといったらダメらしいのですが、私に向かって精神障害者だなんだと言うのはルール違反ではないらしく、意味の分からない基準です。
    booskanoririさん同様、このまま引き下がるつもりはありません。ブログは参考にさせていただきます。

    1. 新橋九段 さんへ
      私が参加している招待制のマストドンのリベラル特化サーバーへの招待状を送ったので、もしアカウントを開設するのであれば、凍結されたアカウントにログインして通知を確認するか、ログインせずに私のアカウントのツイートにある新橋九段さん宛のツイートを確認して下さい。リンクを踏むとアカウントを開設できます。

      1. 新橋九段 さんへ
        サブアカウントというか、団体名義アカウント(ユーザー名:〜オタク連合)にも招待状を送りました。もしマストドンへの移行や併用、避難所アカウントの開設に前向きであれば、凍結されたアカウントではなくそちらの通知をご確認下さい。どちらから招待状のリンクを踏んでも結果は同じです。

  7. はじめまして、同じく11月の頭に永久凍結をもらいました。

    4つある内のアカウント3つが永久凍結し一つだけ何も問題無く使えてます。

    僕も永久凍結を解除したいので記事を色々参考にさせていただきます。
    お互い頑張りましょう

    1. 「永久凍結」というのはTwitterで最も厳しい処置だということなんですが、どういうロジックで急に「永久凍結」などという処置に至るのか、さっぱりわかりません。
      機械的な処理だと思うのですが、非常に杜撰な仕組みのように思います。

  8. 僕も10月末に永久凍結食らったけど何しても機械的な返ししかこないから半ば諦めてる(´・ω・`)
    電話番号で見られてそうだからそのうち機種変の時に変えてもらおうかしら

    1. 繰り返しになるかも知れませんが、携帯の電話番号をあるアカウントで認証して、そのアカウントが凍結されると、同じ電話番号で認証したアカウントも凍結されます(固定電話も同様)。ところが、ブラウザのcookieを削除したりプロファイルやブラウザを別のものにして、ipアドレスも(例えば家の無線lanからdocomoの4G接続とかに変更するとか図書館とかでフリーwifiにつなぐなどして)変更した上で、その電話番号の携帯のキャリアメール(ただし、twitterの他のアカウントに使っていないと仮定します)でtwitterアカウントを新規開設すると、凍結しないどころか、電話認証を求められません。私自信が確認しました。なお、これまでに使用しているtwitterアカウントの数がかなり少ない場合や、プロバイダがipアドレスを諸事情で切り替えた直後は、ipアドレスの変更は不要な場合もあります。

  9. 凍結解除した人のブログの解除の流れを見ると、どうも今現在のブースカちゃんのように、異議申し立てをした時に、違反ツイートが明示された返答がなされているのであれば、凍結解除はかなり近づいており、ここからの凍結解除のハードルは低く、少なくともとも弁護士と内容証明郵便は不要なのではないか、と思います。
    とりあえず、弁護士への相談とツイッター社への訪問は先延ばしにして、このブログで書いた内容をポルレイターさんに伝えて相談するのがいいと思います。ポルレイターさんに一番伝えるべき内容は、おそらく、違反ツイートが何なのか明示されているということです。おそらく、違反ツイートが明示された後で送る文章が、「「ツイッター社から見れば」」的外れもしくは何かが不足している、という状態だと思います。

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