技術実証機X-2が初飛行から半年以上飛ばなかったわけ – 荷重較正の話

NASAでの荷重較正の一例

先進技術実証機X-2は、2016年4月22日に初飛行して岐阜基地に着陸して以来、11月下旬になろうとする現在も飛行試験を始めていない。 10月30日の岐阜基地航空祭では一般に地上展示されたが、かれこれ半年以上も飛行してい … “技術実証機X-2が初飛行から半年以上飛ばなかったわけ – 荷重較正の話”の続きを読む

P-1哨戒機はなぜ4発なのか

海上自衛隊のP-1哨戒機は国産エンジンを4基搭載した4発機である。 一方、アメリカの新型哨戒機P-8は、ボーイング737の改造開発で、エンジン2基の双発機である。 こうしたことから、飛行機ファンの一部には、なぜP-1が4 … “P-1哨戒機はなぜ4発なのか”の続きを読む

オスプレイの安全性を考える – フール・プルーフ設計

我ながら旧聞にも程があると思うが、2012年にモロッコで起きたオスプレイの墜落事故に関連して、ティルト・ロータ機の操縦システムにおけるフール・プルーフ設計について書こうと思う。 フール・プルーフ設計とは、安全性設計概念の … “オスプレイの安全性を考える – フール・プルーフ設計”の続きを読む

ATD-X改めX-2の地上走行試験

地上滑走するX-2

2月11日、先進技術実証機ATD-X改めX-2の地上走行試験が、名古屋飛行場の誘導路および滑走路を使って行われました。 この後も、引き続き数回の地上走行試験が行われ、高速滑走、模擬離陸を経て、初飛行が行われることになりま … “ATD-X改めX-2の地上走行試験”の続きを読む

中国の戦闘機用エンジン開発インフラについて

以前のエントリで、日本には戦闘機エンジン開発のインフラが整っていないことを示した。 具体的には推力15トン級の高空試験設備(ATF)がないということだ。 では、諸外国はどうなのか。 防衛省・自衛隊の平成14年度政策評価書 … “中国の戦闘機用エンジン開発インフラについて”の続きを読む