3年前から愛用しているスマホ、HTC Butterfly J HTL21のバッテリーがヘタってしまったので、自力で交換した。
このスマホはauから販売されていたものだけど、2年使ったタイミングでauからMNVOのmineoにMNPで乗り換えたので、auのサポートが受けられない事情があった。
街の修理屋へ持って行けば15,000円くらいでやってもらえるようだが、それも嫌なら自分でやるしかない。
webで調べてみたら、写真入りで親切な手引が書かれているブログがあったので、大いに参考にさせてもらった。
HTC J Butterfly HTL21を分解してバッテリー交換してみた
結論から言うと、無事バッテリーの交換は完了し、費用はバッテリーと工具を合わせて3,000円で済んだ。
せっかくなので、ここにメモを残しておこうと思う。
買ったもの
自分で交換しようと思い立ったら、まずバッテリーを調達しなければ話にならない。
バッテリーの型番はBL83100。
先ほどのリンク先ではeBayで2,500円ほどで買ったとあるが、調べてみると国内Amazonでも売っていた。1,680円だった。
または
あと、スマホの筐体をこじ開けるためのツール。
十徳ナイフでもよいらしいが、手元に持っていないし、どうせ買うなら専用ツールを用意したい。
このiSesamoという工具、iPhone用と謳っているけれど問題ない。
これのおかげで無事分解に成功したが、これがなければ相当手こずったはずで、おすすめのツールである。
Amazonで980円の出費だったが、それだけの価値はあったと思う。
もう一つ購入したのが、絶縁ピンセット。
これはなくても良かったかもしれないが、安いものなので買っておいても良いと思う。
僕は何も考えずに先が平たいタイプを買ったが、先が丸いタイプなどもある。
(Amazonあわせ買い対象商品なので注意。2,500円以上の買い物をすると送料無料になる。)
あとは、精密ドライバーが絶対必要。僕は家にあったものを使ったが、購入するにしても特に高価なものでなくて良いと思う。
HTL21の基盤取り付けには、大小のプラスネジが使われていて、特殊ネジは使われていなかった。
戦訓
まず筐体を開けるのに手こずる。
専用工具を使っても簡単ではなく、根気よくこじ開けていかないと筐体は開いてくれない。これが第一関門。
防水のためのシール、パッキンは、この時点でダメになってしまうから、自前でバッテリー交換を試みるなら、防水は諦めること。
外したネジをきちんと管理すること。
ネジを外すことは簡単だが、場所ごとに異なるネジが使われているので、どれがどこのネジかをちゃんと管理すること。
非常に小さいネジもあるが、失くしてしまったら大変だ。
僕は、粘着テープの裏を仰向けにして、その上に外したネジを並べて管理した。ネジが転がったりしないのでうまく行った。
フレキケーブルの取り扱いが難しい。
外したフレキケーブルを戻す際、きちんと挿さっているかどうかがわかりづらい。
小さなフレキケーブルなので、挿さったという手応えがないのだ。
無理に力を入れて破損したら元も子もないので、適度なところで留めておこう。
ケーブルの挿し忘れに注意。
最初、フレキケーブルの1本を挿し忘れて組み上げてしまったため、電源が入らなかった。
かなり動揺したけれど、落ち着いてバラシ直してみて、挿し忘れに気がついた。
意外と見落としてしまうものだ。
感想
さすがにスマホは精密で、作業の細かさはデスクトップPCの自作などとは比べ物にならない。
今回は、ルーペ代わりに100均で買った老眼鏡のお世話になった。
細かい作業に自信のない人は、メーカーサポートや街の修理屋にお任せするのが得策なのかもしれない。
しかし、自分でやり遂げて起動に成功した時は、けっこうな達成感を味わった。
質問いいですか?
電池を交換した後起動させた時、スマホの中身(アプリなど)そのままですか?
初期化されてしまいますか?
データの移行は必要でしょうか?
すみません教えて下さい。
初期化などはされませんでした。
バッテリー交換前と変わらず使えましたよ。