丘珠航空ページェントでは、米海軍のP-8Aポセイドンが数回のフライバイを見せてくれました。
地上展示こそなかったものの、私は初めて見る飛行機なので嬉しかったです。
P-8は日本のP-1と比較されることが多いのですが、全く異なる運用要求に基いてボーイング737旅客機を基に開発された機体です。そのため、同じ哨戒機とは言うものの、P-1とは別の方向を目指した飛行機です。
P-3Cの近代化ジェット版とも言うべきP-1に対して、新しい運用コンセプトに基づく航空機システムがP-8と言えるでしょう。これはどちらが優れているというのではなく、運用者のバックグラウンドとニーズが違うということです。
機体各部に突出したアンテナ類や、後部胴体に設けられた爆弾倉、主翼下の武装搭載ステーションなどが、軍用機らしいですね。
尾翼にはコールサインになっている”MAD FOX”のコミカルなイラストが描かれています。
国籍マークも含め、最近の米海軍機にしては派手目の塗装で、見ていて楽しいです。
あと、電子戦機EA-18Gも飛んできました。
これも私は初めて見る飛行機だったので、おまけに掲載しておきます。
あまり航空ショーへ出かける機会がないのですが、こうして見たことのない飛行機が見られると、たまには出かけるのも悪くないかな、と思いました。