駒ケ岳ロープウェイで紅葉の千畳敷カールへ

そろそろ秋の気配が濃くなってきて、紅葉を見に行きたくなりました。
行くなら山がいいと思ったのですが、さすがに本格的な登山はできません。紅葉といえば涸沢カールが有名ですが、お気軽な観光には敷居が高いです。
調べてみたら、駒ケ岳ロープウェイでアクセスできる千畳敷カールの紅葉も、なかなか見応えがありそうなので、10月に入った土曜日に出かけてきました。

駒ケ岳ロープウェイに乗るには、駒ヶ根ICを降りて3分ほどのところにある「菅の台バスセンター」から、バスに乗らねばなりません。ここから先は一般車両の進入はできないのです。
紅葉シーズンの休日となると、登山客が押し寄せてバスセンターの駐車場が満車になると聞いたので、早朝の6時前に着くようにしました。それでも一歩遅かったようで、既に満車。車を停めることができたのは1kmほど離れた臨時駐車場でした。
臨時駐車場から30分待ちでバスに乗り、ロープウェイの「しらび平駅」に向かいます。くねくねした山道なので、乗り物酔いをする人は酔い止めがあったほうがよさそうです。
駅では整理券が配られており、1時間ほど待ってロープウェイに乗れました。この時点で既に8時を過ぎています。
駒ケ岳ロープウェイ
ロープウェイの乗車時間はたった7分半ですが、眼下には美しい紅葉や滝が見えて、思わず声が出てしまう。これは楽しい。
ロープウェイからの紅葉
到着した「千畳敷駅」は、日本で最高所にある駅なんだそうで、標高はなんと2612m。
こんなところまで運んでもらえるなんて、お気楽な観光客にとっては最高です。
ただし、ロープウェイの料金はバス代を含めて往復で3900円。駐車場代の500円を足すと4000円を超えてしまうので、結構なお値段。
千畳敷駅から望む南アルプス
「千畳敷駅」でロープウェイを降りると、すぐに南アルプスの絶景が望めます。南アルプスの向こうには富士山も見えています。
南アルプス越しの富士山
駅を出ると眼前には千畳敷カールの威容が!
こんなにお手軽にこんな景色が見られて良いのだろうか。
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紅葉の美しさでいえば前週末のほうが良かったようですが、自由の効かないサラリーマンとしては、そう贅沢は言えません。これでも十分感動ものです。

一周40分ほどで歩ける遊歩道の途中で、登山道へ分岐する道があります。
登って行くと、稜線の鞍部にある「乗越浄土」や、その先の「宝剣岳」へ行けるようです。
自分もトレッキングシューズだけは履いていたので、途中まで登ってみましたが、普段の運動不足もたたって、なかなか息が切れます。ちゃんと登るならそれなりの準備が必要ですが、けっこう高齢の方が多くてびっくり。
乗越浄土への登山道
場内のアナウンスで、午後には帰りのロープウェイ乗車待ちが3時間になることもある、との情報が流れていて、空には雲も出てきたので、少し早めに昼食を済ませて山を降りることにしました。
食事はロープウェイ駅に隣接のホテル千畳敷で「ソースかつ丼」。1200円。
ソースかつ丼
下りのロープウェイでは、なんとか外が見られる場所から、少しだけ写真を撮りました。
ロープウェイから見られる滝
お昼を回ったところで麓の「しらび平駅」に着いたのですが、上りロープウェイの乗車を待っている人たちがたくさんいました。やはり時間に余裕を持った行動がお勧めですね。

今回は紅葉シーズンの訪問でしたが、駒ケ岳ロープウェイは通年で運行しているので、他の季節にもぜひ再訪したいと思いました。

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