テレビ番組「イッテQ!」のヤラセ問題

「ヤラセ」と「演出」の境界が難しい、などと嘯く向きもあるが、世界各国の「まつり」と称して、元々ありもしない「ゲーム」を番組のために作り上げて放送するのだから、それはヤラセ以外のなにものでもない。
一方、視聴者側に「まさかそんなことだとは思わなかった」などという反応が見られるけれども、あんな金のかかる「ゲーム」が世界中あちこちの国で、しかも「祭り」と称して開催されているなどという話を、真に受けて見ていたのだろうかと思うと、こちらも情けないことだと思う。
タレントたちは、しおらしく「自分は知らなかった、真相の解明と再発防止を」なんて、これも他人事のように言っているが、現場で出演しておきながら「知りませんでした」は通用しない。テレビ局側の企画した「嘘イベント」に乗っかって、あたかも現地の「祭り」に「参加」したという演技をしていたのであって、そこに視聴者への誠実さは欠片もない。
一生懸命に頑張っているシーンや、滑稽な失敗シーンを上手に演じることは、彼らの職業であるから、その技量には高い評価を与えてもよいだろうけれど、それを「現地の祭り」であるとして演じることは、間違いなく現地の人々や文化に対する敬意を欠いた行為であって、厳しく糾弾されなければならない。
ああいう「嘘で固めた物語」は、それがいかに上手に作られていようとも、受け入れてはいけない。
さもなければ、視聴率のためにテレビは平気で嘘をつくようになる。
既に、その傾向が現れているのではないか。

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