イメージセンサーの湿式クリーニングツールを自作してみる

デジタル一眼レフの宿命で、常にイメージセンサーのゴミは悩みのタネ。
軽いゴミはブロアーなどで吹き飛ばすのですが、それでも取れないゴミは残ります。
それを掃除するのが湿式クリーニングキットといわれる道具です。
以前このブログでも紹介したことがあるDD PRO 湿式は、棒の先に使い捨てのクリーニング用チップを取り付ける簡単な構造ですが、手軽で便利な道具として重宝です。
しかし、問題は使い捨てチップの価格が高いこと。発売元のオンライン販売では、10個入りで1650円(+送料525円)もします。
これではとてもやってられないので、同じような道具を自作しました。
オリジナル
まず、これがオリジナルのDD PRO 湿式の先端チップ。
黒い軸の先に取り付けて使います。
もちろん再利用なんて考えてはいけません。使い捨て。
ナノワイパー
DD PRO 湿式の先端チップに使われているのは、ナノワイパーという超極細繊維紙。
消費者向けの市販品としては、堀内カラー(HCL)の「ローパスフィルター用デジタルクリーニングペーパー」という製品が、比較的手軽に入手できます。
私は近所の写真チェーン店で見つけて購入しましたが、ネット通販でも売られています。
140枚入りで、パッケージに「業務用」と書かれているとおり、個人で使うぶんには、なかなかなくなりません。
30枚入りを買ったほうがいいかもしれません。

半分に切る
このペーパー、80×150mmなのですが、これを半分に切ります。
写真では破っていますが、実際にはハサミで切るのがいいと思います。
巻く
切った辺から、5mmくらいの筒状になるよう、くるくると巻いていきます。
あまり太くならないように。
半分に折る
筒状に巻いたのを、二つに折ります。
テープを巻く
折った状態にして、セロハンテープをきつめに巻きます。
完成状態
テープを巻き終えた状態。
これでチップは完成です。
棒
軸のほうは、チープに割り箸を使います。
先端を平べったく削ります。
こんな感じ
さきほど作ったチップに、ブッスリと取り付けた状態。
軸(割り箸)の先は、チップの先端部まで届かせないようにしています。
これに無水エタノールをつけてイメージセンサーを清掃するわけです。
比較
DD PRO湿式のクリーニング用チップと比較。
使い勝手は遜色ありません。


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