PCモニターアームを調べてみる

もう年の瀬なんですが、PCのモニター用にモニターアームが欲しくなりました。
愛用しているEIZOモニターに付属しているスタンドも、それなりに高機能でよいのですが、モニターアームを使えばもっと自由度が高く、机の上を広く使えます。

モニターアームで人気があるのが「ガス・スプリング式」の製品で、これだと重いモニターでも軽々と位置や向きを変えられるのです。
ほかに「機械スプリング式」もあるのですが、こちらは少し価格が安くなる反面、ガス式のように軽くは動かないようです。
機械式ならガスが抜けてしまうことはないので長寿命ですが、モニタを支える力はガス式の方が高かったりするようで、ガス式の方が人気です。
そういうわけで、僕もガス・スプリング式のものを中心に調べてみることにしました。

机への据え付けは、机に穴が開いているなら「グロメット型」、そうでないなら机の端にクランプで取り付ける「クランプ型」の製品を選ぶことになりますが、僕の場合は一般的な「クランプ型」になります。
「グロメット型」と「クランプ型」の両方に対応している製品も多いようです。

それと、取り付けるモニターの重量によって、適切なモニターアームを選ばなくてはなりません。
僕が使っている23.8インチの EIZO EV2451は、モニタ部の重量が3.5kgらしいので重い部類には入りませんが、将来のことなども考えながら製品を選びたいです。

少し価格を見て見ると、24~27インチくらいのモニタに対応しているもので、いちばん高価なものでも1万5000円を超えません。
安いものでは5000円以下になっていますが、さて、どうなんだろう。

エルゴトロン

モニターアームといえば「エルゴトロン」と、すっかり定評のあるメーカーです。
メーカーのサイトでは、モニタの型番から適合製品を検索できたり、取り扱い方法を紹介したビデオなども見ることができます。
さすがNo.1ブランドだけのことはあるなあ、という感じを受けました。

というわけで、モニターアームについては、エルゴトロンの製品がベンチマークのようになっています。
これより高価な競合製品はないという感じですが、お金に余裕があるならこれにしとけ、みたいな。

エルゴトロンLX

定番商品がエルゴトロンLX。
カラーバリエーションは、アルミニウム、ホワイト、マットブラック、の3色から選べるようです。
机に固定する支柱に追加用のアームを取り付けて2面用に拡張したり、オプションがシステム化されているみたいです。

ただし、後述する「Amazonベーシック」や「HP(ヒューレット・パッカード」のブランドにOEM供給されており、そっちだと少し安くなります。
その代わり、それらはカラーバリエーションが限られるみたいです。

エルゴトロンTRACE

LXよりも新しい上位製品らしいのがTRACEです。
アームが机の後ろに出っ張ることがなく、デザインが洗練されています。
LX同様にいろいろな別売オプションも用意されていて、ニーズに合わせた拡張もできそうです。

強気な価格設定ですが、製品としての魅力は十分。
しかし、まだ日本のユーザーによるレビューもありません(2021年末時点)し、僕には贅沢すぎる感じです。

Amazonベーシック モニターアーム

この「Amazonベーシック」ブランドのモニターアームが、エルゴトロンLXと同じものだそうです。
カラーバリエーションは黒とシルバーになっています。
こっちの方が少し安くて、ときどきセール値引きもやっているようです。

HPシングルモニターアーム

これもエルゴトロンからのOEM供給品らしいですが、HPブランドなのにエルゴトロン・ブランドで売られているものより安いんですよね。
カラーバリエーションはなく、黒のみの供給っぽいです。
色が黒でよくて、製品に付いてるロゴが気にならない人なら、好きなのを買えばいいんだと思います。

グリーンハウス

エルゴトロンはちょっと高い、もっと安いのがいい、という人に、ちょうどよさそうなのが「グリーンハウス」というブランドの商品みたいです。
グリーンハウスは日本の会社で、モニターアームだけじゃなく、いろんな製品(生活用品含む)を売っているようです。

日本の会社が自社ブランドで売っている点は安心かもしれませんが、写真で細部を見ると後述する中国製OEM製品群とたいして変わらない感じもするので、そのへんどうなんだろうな、という気はします。

グリーンハウス社のモニターアーム紹介ページ

GH-AMCD01

ガス・スプリング式のモニターアームで、5000円くらいというお値段。
エルゴトロンOEM品と比べても半値です。

グリーンハウスさんでは、Amazonだけでなく、自社直販サイト楽天市場、Yahoo!ショッピングにも出店しているようなのですが、今確認したところでは、どこでも同じ値段で売っていました。
なので、Amazonや楽天のポイントを貯めたり使ったりしている場合や、Amazonの配送サービスを選びたい場合など、ニーズに応じてチャンネルを選ぶといいかもしれません。

なお、なぜかAmazonの商品サイトではバリエーションになっていませんが、白も売っています

GH-AMCNU01(機械スプリング式)

これは機械スプリング式ですが、USB3.0ポートを台座に備えています。

モニタにネジで取り付けるブラケットを取り外すことができるので、設置のときに楽です。
また、机に取り付けるクランプもよくできていて、設置時には机の上面から6角レンチで締めて固定するようになっています。
作業性のよい製品ですね。

GH-AMDD1

これもガス・スプリング式で、グレイとホワイトがあるようです。
これもモニタを取り付けるVESAマウントがアームから取り外せるようになっていて、設置のときには便利だと思われます。
ちょっとお値段は高めです。

サンワダイレクト

PCサプライをたくさん販売しているサンワダイレクトでも、モニターアームを扱っています。

サンワダイレクトのモニターアーム

耐荷重によって3種類ほど(品番は軽量向けから順に:100-LA024、100-LA018、100-LA050)あるのですが、どれも値段はほぼ変わらない感じです。
エルゴトロンなみのお値段ですね・・・。

色はシルバーなんでしょうか、個人的にはオフィス用の事務機器っていう感じを受けます。

この製品、値段は高いのですが、よく見ると良いところがあります。
先のグリーンハウスの製品同様、モニタにネジで取り付けるブラケットを取り外すことができ、机に取り付けるクランプも机の上面から締めるタイプです。

あと、サンワダイレクトの直販サイトへ行ったら、台座にUSB3.0ポートを2つ内蔵した白い製品(品番:100-LA046)が、1万円弱で売られていました
こちらは、ブラケットや台座の機構が、上述の100-LA024、100-LA018、100-LA050などとは異なっています。

中国製OEM品らしきもの

中国製品のOEMで、Amazonや楽天市場などにおいて、いろいろなブランドが安価なモニターアームを販売しています。
この種の製品だと、セールなどのタイミングによって3,000円以下で売られているものも見かけます。
中国メーカーからの卸価格と、輸入を含めた流通コストを考えると、3,000円くらいが限界なのかなと思います。

とりあえず、Amazonで見つけたものを紹介しておきます。

Eonoモニターアーム ガス圧 1画面

Amazonでいろいろ販売しているEonoというブランドの製品です。
これを書いている2021年末の時点で5000円くらいです。
安いというほど安くない。
特筆すべき機能があるわけでもないですし、厳しいレビューもありますが、どうなんでしょうね・・・。

HUANUO モニターアーム ガススプリング式

HNSSK3 耐荷重2-6.5kg

Amazon’s Choiceにも選ばれている、安価で売れている商品です。
これを書いている時点では「タイムセール」対象で3,909円になっていました。
4,000~5,000円クラスの価格帯で売れているようです。

HNSSK1 耐荷重1-8kg

こちらは耐荷重範囲が大きいです。
いちおうVESAマウントがアームと分離していたりします。
価格はこちらのほうが安く、これを書いている時点で30%割引のクーポンがありましたので、かなり安く買えます。
(結局、このエントリを書きながら、これをポチりました

基本機能が信用できて、値段に納得できれば買ってもいい、くらいの感じでしょうか。

North Bayou

中国のブランドです。
NB North Bayouというブランド名で、スペイン語の自社サイトがあってコロンビアに拠点を持ってたりするので、南米とかでシェアを持っているのかもしれません。
AliExpressにもオフィシャル・ショップを持ってたりするみたいですが、そっちから個人輸入すると送料が高いのでやめましょう。

NB NORTH BAYOU PC モニターアーム

というわけで、ここの製品がかなり安いです。
タイムセールとかにも出てくるらしい。

Twitterにもユーザーの声が出てたりするのですが、そんなに悪いわけではなさそうに思います。
こういう商品は、もうかなりコモデティ化していると思うんですよね・・・。

ちなみに黄色いブランドロゴが目立つのがいや、という声もあるようですが、僕はあまり気にならないです。設置したらどうせ見えないし。

結論

いろいろ見比べてみましたが、どの製品も概ね価格相応なんだと思いました。

  • エルゴトロンは評判が良いけれども高価
  • サンワダイレクトは高価だが、作業性への配慮など国内企業の製品らしい良さも感じさせる
  • グリーンハウスは5,000~6,000円台の価格帯で買いやすいが、作業性なども良さそうでコストパフォーマンスは良好に思える
  • 中国製OEMブランドっぽい製品は、細かいことを言わなければ、いちばん安上がり

というわけで、無難におすすめできるのは、グリーンハウスの製品あたりになるのかなあ、という感じを受けました。
ただ、日常的にモニターアームをグリグリ使う人であれば、エルゴトロン製品を選んでおいたほうが幸せかもしれません。
このへんの製品を選んでおけば、購入後のサポートなんかも、そう悪くないんじゃないかという期待もあります。

僕は、とりあえず安い HUANUO を試しに使ってみることにします。
製品紹介ページには「当社のすべての商品はご購入日から10年間の品質保証をご提供します」って書いてあるし・・・。

 


PCモニターアームを調べてみる」への3件のフィードバック

  1.  こんにちは。私はノートPCを使っているのでまだモニターアームに需要はないです。でも大画面だとか90度回して縦長にすることへの憧れがありますね。国会図書館の提供する本の画像は縦長でないと読んでいられない感じ。
     さて、この記事と無関係で申し訳ないのですが、ブースカさんの”アキノ隊員てバリバリ右翼やん。( ^ω^ )”というツイートは、花瑛塾の「のんちゃん」こと仲村之菊 さんと混同してませんか?
    まあ、お二人は一緒に活動することもママある様ですから無理もありませんが。https://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/tag仲村之菊
     ご案内の通り、アキノ隊員は斯界では以前より有名な方で小生も2,3回、高円寺「素人の乱」界隈での集会でお話を伺ったことがあります。映画「ザ・思いやり」にも登場する方(移転先のグアムを訪れ、先住民に基地が押し付けられていることに気づき”沖縄と同じ。ここにも植民地主義が。移転は解決なんかじゃない。米軍基地はいらない、何処にも”といって現地の方と抱き合って泣き崩れる)が彼女と運動を応援するために開いたイベントでした。
     で、人となりの一端は
    三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌 第103回:軍隊に監視される社会でいいのか?~重要土地規制法成立と宮城秋乃さんの家宅捜索~ がわかりやすいかもしれません。
    >「動物たちが実際に被害を受けているのに、誰も気にも留めてくれないということが悲しくなります。誰も見てくれない。森の奥だから。私は森ならどこまででも入って行けるから、私がそれを知らせないと」
     昆虫(科)学者らしく、ナショナリズムがドライバーというわけではなさそう。
    >軍隊の暴力も警察権力も嫌いですよ、と彼女は念を押す
     原理的に言って「国家権力・国家暴力が嫌い」だと右翼のハコには入れないでしょう。
     その一方で彼女は、鱗翅目のみならず、政府系制服・政府系ビークルオタだそうで。
    >幼いころから「働く乗り物」が大好きで、特にパトカーが好きすぎて、それを運転することに憧れた結果、警察官の制服や持ち物、ポスターなど警察関連のグッズを集めるまでになってしまったという。私は、昭和の警察帽や沖縄県警グッズが所狭しと並ぶ~パトカーは細部にわたって大好き~軍事ヘリも軍用車両も働く車、であり彼女の興味の対象らしく、えらく詳しい
     そうです。https://maga9.jp/210616-3/
     ブースカさんがもし彼女にじかにお会いすることが出来ればきっと尊敬されると思います。

    1. のんちゃんとアキノ隊員は混同してないです。
      のんちゃんはガチウヨ(ガチョウではない)ですが、アキノ隊員は国土を愛し夷敵に立ち向かう愛国者なので、やっぱり右翼です。
      もっとも、国や国土を愛するのに右も左もないはずで、外国の軍隊に立ち向かう彼女を左翼だなどというのがおかしいのです。
      それはそうと、三上智恵さんはあいかわらず立派な仕事をされていますね。
      「沖縄スパイ戦史」などは、多くの人に見てほしいです

  2.  了解しました。
     アキノ隊員は、生き物が存在する世界をどこでもジミヘンのように愛しているだろうとは思います。それを妨げるものは同胞であろうとも抗うでしょう。ま、それこそが愛国心とも言えましょうが。
     なおご案内の通り、左翼には「労働者に祖国はない(「奴隷」「兵隊」「慰安婦」として、偉い人たちのおもちゃにされるだけで、何処にも温かく迎えてくれる祖国なんて原理的にも実際にもない)」「インターナショナリズム(単に「間」ではなく「国家」自体を越えて)」「国家の廃絶」といった諦念と原理がありますから”国や国土を愛するのに右も左もない”というわけでもないでしょう。どうかすると国を恨みデラシネなわけで。
     アキノ隊員がお招きと応援を受けた「素人の乱」界隈は、アンチナショナリズム、アナーキーな色彩の強い人々が集まってくるところです。
    どういうものかを手短に伝えることは出来ませんが、こんなのはどうでしょう?
    松本哉ののびのび大作戦
    http://www.magazine9.jp/article/matsumoto/23983/
    最後の方に「東アジアマヌケ独立平和条約」がありますが、条文には中華民国民の国連と米国への深い恨みと怒り(奴らは、俺たちを裏切り弊履のように捨てて”金持ち”に走りやがった糞野郎!ぜってー赦さねえ!)が反映している由。
     三上智恵監督は今日も怒りとジャーナリスト的好奇心と探求心を滾らせているご様子。彼女が以前から指摘してきた、自衛隊を引っ張り込み日本列島を肉盾とし中国を膺懲せんとする米軍のエア・シーバトル構想が臨戦態勢に入らんとしているのですから。http://www.magazine9.jp/article/mikami/22064/
     ま、現実にドンパチが起きる可能性自体は微レ存ですが政府自民党が自衛隊部隊を送り込んで各島で各地で準備するだけでも、地域の政治と文化と人権と自由が変質するわけで。彼女は”自衛隊票で選挙は向こうが勝ち続ける””情報保全隊がニコニコしながら善良で役に立つ住民面で地域に入り込み、誰が政府自民党=自衛隊の敵か、味方かを探り当てリストアップし中野学校出身者のように住民工作を始める。住民は小金を貰って自衛隊という有り難い本土から来たよそ者のために仮面をかぶり何を言っていいか、何をしちゃいけないのか、いつも考えていなくちゃいけなくなる””結局、それはもう一度,皇民化され沖縄戦を繰り返すということだ”という旨を書いています。
     ですが、彼女の的確な報道はそれがゆえに大マスコミによって後追いされ拡散されることはないわけでまことに辛く苦しいのであります。

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