ずっと課題になっていたカセットテープ音源のMP3化をすることにしました。
カセットテープの再生機からオーディオ出力をパソコンに入れてやって、wavファイルに取り込んでからmp3変換することも考えたのですが、世の中にはUSB出力を持っている安価なカセット再生機があるので、それを使うことにしました。
今回買ったのはこの製品です。
同じ製品や類似製品が売られていますので、細かいことに拘らなければ、どれでもいいと思います。
ただ、この製品は日本語マニュアルが付いていませんので、そのへんが心配な人は他の製品を探しましょう。
ちょっと高くなりますが、国内メーカーのものなら安心でしょう。
製品にはCD ROMが付いており、どうやらAudacityというソフトウェアのインストール・ディスクらしいのですが、レビューなどを読むとこのCD-ROMではインストールできないという情報もあったので、僕はオンラインでダウンロードしました。
正規のウェブサイトからダウンロードしたほうが安心でもあります。
カセットテープからの取り込みは、プレイヤーをUSB接続して行います。
プレイヤーを接続してからAudacityを起動し、再生を開始したらAudacityの録音ボタンを押すと、音声の取り込みが始まります。
取り込みには音源の再生時間と同じ時間がかかってしまいます。
取り込みが終わったら、Audacityで必要な加工をしてmp3ファイルに書き出すだけです。
Audacityは実に機能が豊富で、いろいろな加工ができるようなのですが、とりあえず僕に必要だったのは、無音部分の削除とかノイズ低減でした。
ノイズの低減は、まず、録音したデータから数秒間の無音部分を選択し、ノイズ信号をサンプリングします。
そのサンプリングしたノイズ信号に基づいて、録音全体にノイズ低減を適用するという段取りになります。
ちょっと独特の操作になりますが、このサイトに方法が書いてあります。
僕の場合、無線交信の録音をmp3化したいのですが、このノイズ低減はとても効果がありました。
音声の間にある無音部分のノイズが、かなりきれいに取り除けて、満足しています。