前に書いたとおり、僕の車にはJOYINGのAndroidカーナビを取り付けてあるのですが、プリインストールされているラジオが、なかなか使いにくいため、ずっと使っていませんでした。
代わりのアプリがあればいいのに、と思っていましたが、そもそもAndroidアプリというのはスマホ用が前提みたいなもので、インターネット経由のラジオアプリ(Radikoみたいなの)ばっかりです。
ところが、NavRadio+ というAndroidカーナビ用のアプリがあるというのを知って、さっそくインストールしてみました。
NavRadio+
この NavRadio+ は有料アプリで、対応機種は以下のものに限られているので、インストール前には確認が必要です。
- TopWayファームウェア搭載のAllwinnerT3、T8、Intel SC9853(TS9)およびUIS7862(TS10)チップ搭載機種
- UIS7862、UIS8581、sc9853iチップおよびFYTファームウェア搭載機種
- S32F0チップ搭載機種
こうして書き出してみましたが、世間に出回っているAndroidカーナビだと、当てはまるものが大半なのではないかと思います。僕のJOYING機は問題なく該当機種でした。
有料の NavRadio+ のほかに NavRadio BASIC という機能限定の無料版もあるので、心配な人は、こちらを試すのもいいかもしれません。
ちなみに NavRadio シリーズは設定画面などが日本語未対応みたいで、動作や画面のカスタマイズとチャンネル登録などは、英語の画面で行うことになります。
ただし、チャンネルに表示される放送局名は、自分で日本語の名前に設定することができます。
いちど設定してしまえば、使用時の操作はチャンネルの選択くらいなので、日常使用で困ることはないと思います。
プリインストールのラジオアプリをアンインストールする方法
無事 NavRadio+ をインストールして起動すると、プリインストールのラジオアプリと干渉して、動作に問題が出ることがあるので、プリインストールのアプリを削除する方法を提供する、というメッセージが出ます。
このメッセージに従うと、カーナビの画面でwebブラウザが開き、そこに方法が書いてあるのですが、カーナビ画面からではどうしようもありません。これがその「方法」です。
書かれている「DROPBOX」または「GDRIVE」のリンクを開くと、以下のファイル/フォルダが格納されています。
- フォルダ “BACKUP_RADIO_APK”
- フォルダ “lsec_updatesh”
- ファイル “lsec6315update”
- ファイル “lsec6316update”
- ファイル “lsec6521update”
まとめてダウンロードすると、一つのzipファイルになるのですが、そのzipファイルを解凍してできる上記のファイルとフォルダを、FAT32のUSBメモリに保存します。
Androidカーナビの電源が入っていて、Androidが実行されている状態で、このUSBを挿入し、プロンプトが表示されたら「START」を押します。
これによりカーナビが再起動し、いくつかのシェルコマンドが自動実行されて、元のラジオアプリの名前を「******_com.syu.radio.apk」から「*******_com.syu.radio.bak」に変更されます。
Linuxコマンドがスクロールし、最後に「updatesuccess!Plsremovedevice」という緑色のテキストが表示された後、カーナビが再起動します。これで完了です。
スクリプトは、将来必要になった場合に備えて、USBの元のラジオアプリのコピーを「BACKUP_RADIO_APK」フォルダーに作成します。
元のアプリを復元するには、同じファイルが入ったUSBをもう一度挿入して、プロセスを再度実行すればいいそうです。