前にも書いたとおり、僕は古い車にJOYINGの車載Android機を載せているのですが、ユーザー・インターフェイスがいまいち。
車載Android機というのは、ほとんどタブレットを車に載せているようなものなので、それはそれでよいのですが、車載で使うためにはランチャー画面の出来栄えが大きく影響します。
JOYINGのデフォルト・ランチャーは、アプリのアイコンが大きいくらいで、それほど工夫のあるものではありません。
そこで、以前から目を付けていたランチャー・アプリ「AGAMA Car Launcher」を載せてみたのですが、これがなかなかよい具合です。
「AGAMA Car Launcher」は、なんとロシアの会社が作っているものらしいです。中国製の車載Android機にとってロシアは大きな市場のようですから、その影響が大きいのでしょう。
たしかに、日本の会社がこんなものを作っても、日本国内にはそれほど大きな需要はないのだろうと思います。
Google Playでダウンロードしてインストールしてみたところがこちらです。
なかなかいい感じです!
実際に使っているところなどは、Youtubeにユーザーがアップしている動画もありますし、開発元の「Altercars.ru」も公式動画をアップしています。
Google Playのダウンロード・ページを見てみると、日本にもたくさんのユーザーがいるようです。そして評判も悪くないです。
ロシア製のソフトとはいえ、いちおう日本語化もされています。少々気になるところもありますが、外国製アプリとしては、日本語化の水準は高い方だと思います。
使ってみたところ、デザインも機能も十分で、動作も安定しています。
画面中央の表示などは、選択肢の中から自分の好みに設定できますが、AUTOにしておいてもいいのではないかと思います。
真ん中にデジタルで速度計が表示されますが、これは車載機のGPSが拾った情報で、自動車側の車速信号を拾っているわけではありません。
自動車の速度計はやや大きめの速度を示すようになっていますので、それに比べるとやや遅い速度を示しますが、こちらのほうが実速に近いはずです。
有料アプリなのですが、たったの¥260です。30日の無料試用期間もありますので、車載Android機を使っている人は、ぜひ試してみてはどうでしょうか。
追記
このランチャーソフトは、掴んでいるGPSの数をリアルタイム表示できるのですが、ふつうの開けた道路で15~16を掴んでいます。
アプリをインストールして確認してみたら、どうやらロシアのGLONASSもたくさん掴んでいるようです。
さすがに日本の準天頂衛星「みちびき」には対応してないと思われますが、カーナビとして使用するには、実用上まったく問題ないレベルです。
こんにちは、Lでございます。
中国製の機械にロシア製のソフトですか。何かプロっぽくてカッコ良いですね。昔、戦争のプロたる傭兵は世界の一流品を使うもんだというお話でライフルはAK47、ピストルはグロック云々とかというのを見たことがあります(信頼性で選んだという説明だった)。
さて、GPSで速度を計っているのだということですが、中国製だと北斗、ロシア製だとグロナスを使いたがったりするのでしょうか?
ま、最近、”現場用”スマホについての記事を見ていたらガリレオまで全部使えるとか。とすると十数個の衛星からの情報を使えるわけで、かつての強制精度劣化の曖昧なGPS座標(たしか半径15mの何処かにはいるレベル)とは正確さが大違いなのでしょうねえ。
ちょっとGPSユーティリティ・アプリをインストールして調べてみたら、どうやらロシアのグロナスは掴むみたいです。
これはハードウェアの仕様だと思うんですが、中国GPSは掴まないんですかねえ。
いずれにせよ、普通に走行しているとだいたい15~16個は掴んでいるので、GPS捕捉性能については、実用上ぜんぜん不自由を感じません。
問題はナビゲーション・アプリの経路ですねえ。Googleマップのナビは、ちょっと油断すると酷い経路を案内するので、そこらへんはメジャーなカーナビ機器に勝てないです。