子どもSNS 4kiz 続報

4kizについて、追加情報などをピックアップしておきます。
(まずは前回のエントリを読んで下さい)

アプリ配信サイトの様子

Androidアプリを配信しているGoogle Playでは、そんなにダウンロード数が伸びている様子はありません。
レビューの中には「統一教会関係」であることに注意を促す書き込みもあります。

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Google Play

iPhone向けのApp Storeのほうがレビューも多く、高評価を得ているみたいで怖いです。レビュワーには教団関係者も混じっているかもしれませんが、ユーザーにはわかりません。

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App Store

このアプリを子どもに使わせるかどうかは、親の判断次第だと思いますが、どうなんでしょうね・・・。

あまりにも多いメディア露出

さて、4kizで検索してみた人は気づいているかもしれませんが、ものすごくメディア露出が多いです。前のエントリで書いたテレビ番組もそうですが、モノがSNSサービスですからウェブ上での露出はとにかく多い。
企業のプレスリリースを各メディアに配信するサービスがあって、企業が情報を提供すれば、それが一斉に各メディアに配信され、ノーチェックで掲載されてしまうという流れになっています。

また、4kizでは「夏休み自由研究」に絡めたコンテストも企画していて、よく知られる「公募ガイド」なんかにも載っちゃったりしています。

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公募ガイド「つながる自由研究」コンテスト

東京都とのタイアップ

前のエントリで書きましたが、東京都とのタイアップキャンペーンもやっているので、これを見た親は「ほんとうに安心できるサービス」だと思ってしまうのではないかと思います。
都がお墨付きを与えているわけですから。

東京都では「こどもスマイルムーブメント」という取り組みを行っており、これに4kizが加わっています。
はっきり言って、ろくでもない取り組みです。

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こどもスマイルムーブメント
ガッツリ参加してます(クリックでArchiveに飛びます)

著名投資家の参入をアピール

4kizでは著名な投資家への第三者割当増資をプレスリリースし、宣伝しています。メルカリ会長の小泉文明とかが加わっています。

プレスリリース

「プロダクト開発とパートナーシップ構築」って書いてあるので、なんでしょう、メルカリから4kizとか、4kizからメルカリとかの動線を展望してたりするんですかね?知らんけど。

子ども家庭庁への食い込み

そして、なんと「子ども家庭庁」にも4kizの本山氏は食い込んでいます。
有識者会議の報告書に「子どもが安全に安心してインターネットを利用できる環境整備」とあるので、そこに食い込んでいくわけです。
それって、こういう人にやらせることですかね?
そして、誰がこの人を「子ども家庭庁」準備室に結び付けたんですか?国会で説明してほしいです。
(もう日本では国会がまともに機能していませんけど)

本山勝寛氏のツイート

子ども家庭庁はカルトの餌場

そもそも、この「子ども家庭庁」に関しては、最初に「子ども庁」として企画されたものが、日本会議(生長の家・原理主義)高橋史郎や自民党の極右勢力によって「子ども家庭庁」に変更されたという経緯があります。

「親学」の高橋史朗と統一教会ViewPointの地獄コラボが「子ども家庭庁」に

この人たちは、戦前の「家制度」を復活させるような「家庭教育支援法案」の法制化や、トンデモ理論「親学」(自閉症は親の責任とか)の推進を目指している人たちです。

統一教会の人たちもそうですが、こういう戦前の家父長制家族制度を理想とする人たちが、フェミニズムに対する糾弾、LGBTQへの差別煽動、性教育バッシング、選択的夫婦別姓制度への反対運動を行っています。

こうした背景から、自民党の「改憲案」は、憲法9条の破棄だけでなく、家庭制度も戦前回帰を目指すような、まさにカルト憲法になっています。

そもそも「大日本帝国憲法」下で戦争に突っ込んでいった日本は、神の子孫である天皇が国の主権者であり、国民は天皇のために命を捧げなければいけない、という「皇国史観カルト国家」だったわけです。
日本を戦前に回帰させようとしている自民党が、教祖のために財産や生命を捧げるカルト宗教の教義理念と親和性を持つのは、当然と言えば当然のことなのですが。


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