子供の防犯ブザー


子供に持たせてあった豆形の防犯ブザー、ちゃんとブザーが鳴るのかな?と思って子供に聞いてみると、「鳴るかどうかわからないし、ライトは灯かなくなっている。」という。
試しにボタンを押してみると・・・、あれ、鳴らない。
ピンを抜いても、鳴らない。
・・・ダメじゃん。
電池交換のために分解してみると、内部はかなり雑な作りで、ライト(麦球)のリード線が切れていました。使い方の問題というより、製造品質に大きな問題があるように思えました。
電池を交換するつもりでしたが、これではまずいと思い、家にあった代わりのブザーを持たせることにしました。が、新しく持たせたブザーも作りはひどく雑なのでした。
調べてみると、国民生活センターのwebサイトに、子どもを守れるのか!!防犯ブザーの故障が多発!という情報がありました。
これによると、(財)全国防犯協会連合会の優良防犯ブザーから8銘柄を選択し、高さ1mからの落下実験を行ったところ、2回の落下までに6銘柄、6回の落下では全8銘柄とも、ブザー音が鳴らなくなった(または小さくなった)などの不具合を生じたとのこと。(報告書PDFファイル)
そして、挙げられていたブザーの全てが中国製でした。
これらの製品が中国製なのは、もちろんコストの問題によるものなのでしょうが、肝心のときに確実に作動して欲しい製品です。必ずしも安ければいいというものではないと思うんですが、現実には安い中国製品が市場を席巻し、全国防犯協会連合会からは優良製品のお墨付きを得ているようです。
国民生活センターが指摘している通り、この状況はちょっと問題ですね・・・。
とはいえ、今の時代、子供の安全のため、防犯ブザーは必要なもの。入手できる製品から手ごろなものを選んで、電池切れや故障などは、こまめに大人が点検してやるしかなさそうです。


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