三重県の明野にある陸上自衛隊の航空学校で、航空祭があったので、行ってきました。
攻撃ヘリコプターAH-64Dアパッチの地上展示。
機首にあるセンサー・ターレットは、TADS/PNVSというんだそうです。
Target Acquisition and Designation System, Pilot Night Vision System。
日本語にすると、目標捕捉指示システム/パイロット暗視システムですね。
こちらはデモフライトするAH-64D。
いかついスタイルの攻撃ヘリコプター、いかにも強そうです。
でも、日本の国土で、このヘリコプターが活躍する場面は、あまり想像したくありませんね・・・。
このAH-64D、日本では富士重工がライセンス生産していますが、米国での生産が終わったことで部品調達の見通しが立たなくなり、陸上自衛隊の調達機数は当初予定の62機から13機に激減しました。
事実上、予定外の調達打ち切りです。
富士重工では、初期投資が回収できなくなってしまい、民事訴訟に発展しかねない問題になっています。
ライセンス生産機であっても、部品供給がライセンサの動向に大きく左右されるという事情が、深刻な状況を生み出してしまったわけです。ほんと、困ったもんですね。