先月のお盆休みに訪れた際、好天に恵まれずリベンジを誓った乗鞍、この三連休に晴れ間があるとの予報を受けて、再訪してきました。また、スマートフォンを活用して、写真の「ジオタギング」にも初挑戦。
ジオタギングというのは、写真に位置情報のデータを付加することです。
GPS機能付きのデジカメだと、撮影時に位置情報を自動で書き込んでくれますが、そうでない場合は、撮影済みの写真データに、GPSロガーなどで取得した測位データを、ソフトウェアで埋め込むことになります。
しかし、GPSロガーなんてものを持っていなくても、スマートフォンのGPS機能が使えます。
今回、GPSログの取得には、AndroidスマートフォンX06HT(HTC Desire)に、本家Google謹製のAndroidアプリ「My Tracks」をインストールして使ってみました。「My Tracks」は、インターフェイスも日本語化されており、使いやすいソフトの一つではないでしょうか。
ジオタグの埋込みには、フリーソフトの「GeoSetter」を使いました。でも、実はNikonが無償提供している画像管理ソフト「ViewNX2」でも、ジオタグ埋め込みができるようになったんですね。知らなかったです。
上のスクリーンキャプチャは、「GeoSetter」の画面で、撮影してきた写真のフォルダに、「My Tracks」で取得したGPSログを同期させたところです。
写真データのタイムスタンプに対応する位置情報が、右上のGoogleマップ上に表示されています。
あとは、各写真の対応した位置データを、ボタン一発で写真データに書きこんでやるだけです。
ちなみに、「GeoSetter」は、JPEGだけでなく、NikonやCanonのRAWデータにも対応しているので、RAW撮りにこだわる一眼レフユーザーでも使えます。
今回、スマートフォンによるジオタギングは、ほぼ満足すべき成果を得ましたが、以下の点について課題が残りました。
まず、屋外にもかかわらず、いつまでたってもGPSを捕捉できず、GPSログの取得に失敗することがありました。
これが、スマートフォンのハードウェア側の問題なのか、「My Tracks」側の問題なのかは、今回の使用結果だけでは不明です。もう少し、「My Tracks」を使い込んでみたいです。
次に、GPSログ取得中の、スマートフォン電気消費の問題。
GPS使用による電気消費は思ったほどではなく、GPSロガーとして使うだけなら、なんとか日中の活動はカバーできそうな感じを受けました。でも、気がつくと大きくバッテリ残量が減っている時があり、安心して屋外活動を行うためには、予備バッテリーは欠かせないと思いました。(もちろん、これは使用機種によって状況が違うと思います)
というわけで、最初は少し敷居が高く感じた「ジオタギング」ですが、やってみると楽しいので、今後も便利に活用したいと思います。
その後、GPSロガーHOLUX M-241を購入しました。
さすがに、スマホを使うよりも精度が高く、安心して使用できます。おすすめです!