Windows Vista~64bitは遠し


WindowsVistaの発売を月末に控え、Nikon製品の対応について
ニュースリリース
がありました。

Nikon製カメラに標準添付の画像管理ソフトPictureProjectは、対応版をダウンロードできるようにするらしいのですが、その場合でも、初期のデジタル一眼レフであるD1シリーズからの画像転送には対応しないと宣言しています。私はD1シリーズのユーザーではないのですが、これはひどいなぁ、と思います。

PictureProjectはダメでも、オンラインソフトや有料のソフトを使えば、WindowsVista環境でもD1シリーズの画像を取り込むことはできるだろうと思いますが、Nikonの標準アプリケーションが、たかだか数年前のフラッグシップ機を切り捨ててしまうなんて、ちょっとショックでした。

もうひとつ残念だったのが、「32bit版に限定します」という条件。
WindowsXPもそうだったのですが、WindowsVistaには、32bit版のほかに、64bit版が用意されています。
最近のパソコンは、CPUが64bit化されているので、OSやアプリケーションの64bit化が期待されているのですが、過去の周辺機器やソフトウェアの一部を引きずって、なかなか64bit化が進んでいないのです。

もし、周辺機器やアプリケーションの問題がなければ、64bit版のほうが理論的には高性能で、特にCaptureNXのように、多くのメモリを消費する画像処理ソフトでは、効果があると言われています。
しかし、CaptureNXのVista対応版も、残念ながら64bit環境では動作さえ保証されないというわけで、私が密かに期待していた64bit OSへの転換は、やっぱり諦めるしかないようです。

なんだかなあ、と思いますが、それだけではありませんでした。

私も愛用している、Nikonの定評あるフィルムスキャナCOOLSCANシリーズは、「今後の対応について検討中」と書かれているのです。

まあ、いくらなんでも、他に代わりのないCOOLSCANシリーズが切り捨てられることはないと思いますが、このぶんだと、少なくともVista発売と同時にドライバの提供が間に合うとは、ちょっと思えません。

やれやれ、久しぶりに登場した新OSへの乗り換えですが、あまり気が進まなくなってきました。
メインで使うパソコンのOS乗り換えは、慌てないほうが良さそうですね。


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